1985-04-10 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
そこで、悲しいかな、大製糸はともかくとして、一般の製糸におきましては、製糸機械そのものが生糸の八〇ないし九〇%というものは和装をつくる生糸の規格でございますから、機械そのものがそういう糸をつくるようなふうにできておりますから、いろいろなものをつくるような方向にできておりませんもので、今後新しいものをつくるという段階になりますと、今後研究を重ねていただきまして新しい機械をつくったり、そうして新しいものを
そこで、悲しいかな、大製糸はともかくとして、一般の製糸におきましては、製糸機械そのものが生糸の八〇ないし九〇%というものは和装をつくる生糸の規格でございますから、機械そのものがそういう糸をつくるようなふうにできておりますから、いろいろなものをつくるような方向にできておりませんもので、今後新しいものをつくるという段階になりますと、今後研究を重ねていただきまして新しい機械をつくったり、そうして新しいものを
日本の養蚕や製糸は、価格の低迷やあるいは養蚕農家の減少、それから製糸は不況カルテルによって製糸機械を廃棄をする、封印をする、まさに八万ふさがりの危機的状況にあるのですけれども、しかし養蚕は我が国の伝統的な産業である。また養蚕でなくてはならない地域もある。したがって、これ以上養蚕を疲弊してはならないと思う。大臣は、我が国産業の中で養蚕を一体どういうふうに位置づけ、発展をさしていこうとするのですか。
今日の繭の価格の混乱は、まず製糸段階において、先ほども申しまする通り、製糸機械である設備を中心にして、大きな設備もあり小さな設備もあり、しかも、その持ちまするところの製糸機械が座繰りであるとか、あるいは機械製糸であるとか、自動機であるとか、こういうようなばらばらな製糸機械が、しかも、繭の需要を上回った倍くらいの生産能力を余した生産力を持って存在しておるのでありますから、従いまして、そこには大きな繭の
政府が一生懸命出して製糸機械の整備をやっておりますけれども、これはほとんどスクラップにしていいような機械が整備されただけで、動いておる機械は少ししか整備されていない。従いまして、実勢で動いたとすれば、四千万か四千七、八百万、五千万近くは要るのじゃないですか。これだけの力を持った機械がある。だから、繭は現実の価格と遊離して、もうそこに思惑があって繭が高く買われておる。
ということは、これを整理していく場合に、大資本が中小資本を圧迫することの懸念を持ち、または製糸機械を整備することによって繭の増産等が場合によると見込まれるような情勢にありますとき、従って、そのしわ寄せが農民に来はせぬかと、こういう心配も非常に多いのでありますが、従って、これは糸価安定法による審議会等によって、繭価協定等によって十分な議を尽して、それを安全ならしめるために、できまするならば、地方の各県段階
○清澤俊英君 大体わかりましたが、今一応詳しく申しますと、先ほどの御説明でありますと、製糸機械一万五千台を整理するものについて、大体少し違ったところもありますが、一台二万五千円くらいのものが出る。こう言われたのですが、それは整理せられる機械製糸だけではなく、その割合で一応五千万円くらいのものを予定せられて、それと整理せられる台数によって、全業種別ですか、製造別ですか、そのものの整理をする。
本案の内容について概要を申し上げますと、第一に、生糸製造業者が自主的に共同してその設備を処理できるようにするために、免許可を受けている生糸製造業者は、機械製糸、機械座繰製糸、玉糸製糸の各業態別に設備処理組合を組織することができます。しかして、機械製糸及び玉糸製糸は、全国を地区とする組合を組織し、機械座繰製糸は、まず、地域別に組合を組織し、次いで全国を地区とする連合会を組織することとしております。
○寺内政府委員 突如と申されますけれども、なるほど皆様方の方に対しては連絡をとらなかつたことは不十分でございますけれども、われわれといたしましては、関係県とも十分連絡をとり、あるいは業界の代表者とも一応話をいたしましてやつたわけでございますが、この趣旨は先ほども申しました通り、製糸業におきましては、機械製糸、機械座繰、普通座繰、あるいは玉糸、いろいろありますが、そのうち機械座繰につきましては無免許の
これはもちろん、各府県の繭検定所も今回は多條繰糸の機械の改善を五箇年計画でやつて進もうというときであり、なお現在の科学的に進歩しておるところの各製糸機械、技術等について当然これらの費用が計上されてしかるべきだと私考えておるのでありますけれども、昨年度は実績を持つものが今年度計上されておらないのはどういうわけでありますか。
なお最近特に繭の不足、それから製糸機械の進歩向上というよなところから、繭取引が混乱しておりますので、この繭取引の安全をはかる処置につきましてただいま考究中でございます。いろいろな県の実情を調べ、いろいろな外国の立法令等も調べまして、近くその対策をきめて皆様方の御意見を拝聽いたしたいと思つております。
また一方、製糸の加工賃の低下の面にも、側面的に影響があるかとは思いますが、製糸機械の能率化と申しますか、その方面の研究費につきまして、できる限り多額の経費を要求しようかと思つております。
自由の姿に置けば、原料の需給関係、あるいは製糸機械能力の関係によりまして、原料が上つたり下つたり、生産費が上つたり下つたりするのは当然であります。これが自由の経済の姿であります。しかしながらここで政府として考えなければならぬことは、これは国内の需要だけの問題ではないのであります。
ただ戰争の結果統制をいたしまして今日まで参一つたのでありますが、昨年統制を撤廃いたしまして、繭価と糸価との考え方においていろいろの混乱も生じましたが、御承知の通り蚕糸業五箇年計画を確立いたしまして、そうして桑園の施設あるいは製糸機械の設備等を拡充いたしたのでありますが、あの当時製糸機械の設備が十分にでき上つたにもかかわりませず、食糧事情のために、繭の生産がこれに伴わなかつたという結果、非常に跛行的な
しかるにこの原料であるところの養蚕の方が、食糧事情等の問題もありましたが、桑園の復興が遅れ、また反当りの收量につきましても、計画通り進んでおりませんけれども、製糸機械の設備は一歩も二歩も先んじて完成いたしたのであります。これが今日の蚕糸業の状況であることは、深澤議員も御承知くださると思うのであります。
現在のパリテイにおきまして考えますると、生糸の少し掛目が高いのではないかというようなことも考えられるのでありますが、御承知の通り蚕糸業五ケ年計画を確立いたしまして、製糸機械設備でありますが、これは、ほぼその五ケ年計画が完成いたしたのであります。然るに食糧等の事情によりまして、繭の生産が増加いたしません。漸く製糸の要求いたしまするところの六割余りのパーセントしか生産されておらないのであります。